実際に群馬県片品村に移住した経験を活かし、田舎暮らしで、良かったこと、充実した生活を実感した出来事3選をまとめました。移住を検討している方、田舎暮らしに興味のある方、移住に不安を抱えている方、などに少しでも参考になれば幸いです。
太陽の時間に合わせた生活
太陽が出ている時間に合わせて作業を行うようになりました。都心部での生活では夜型になりがち。
ネットやサブスクを楽しんだりしているうちに朝と夜が逆転してしまうこともしばしば。それらを楽しむためには必ずしも太陽が出ている必要がないからです。
また、都会での住環境も生活スタイルに合わせた作りになっているもの。例えば一戸建てであっても、庭のお手入れは必要最低限でよいように作られています。
一方田舎暮らしでは地価が安い分、敷地も広くそれらを管理するためには、日中に作業する必要があり、自然と早起きをするようになりました。
夜型の生活を送っていたときは罪悪感を感じていたのですが、日の出とともに生活する習慣が身に付いてからは、以前のようなストレスから解放されました。
家外を活用する機会が増えた
ティータイムや食事を野外で楽しむ機会が多くなりました。仕事の合間に庭のベンチでお茶を飲みながら休憩したり、お弁当を食べたり、都心部の生活では無かったこと。自然に外にでる習慣が身についていることに気付きます。
私自身は特にアウトドアに興味があった訳ではないのですが、家外を活用することで知らず知らずのうちに豊かな環境に癒されているのではないかと感じます。
都会での休日が、田舎暮らしの毎日に存在しているのではないでしょうか。
旅の後の喪失感がなくなった
旅行や楽しみにしていた行事が終わった後には「喪失感」が残るものです。楽しかった出来事の後にも通常の生活に戻らなければなりません。楽しい出来事があり休日モードが全開になればなるほど、通常モードに切り替えることに苦痛に感じてしまいます。
首都圏で働いていた時は、たびたびそんな感覚に見舞われたものです。
田舎暮らしに慣れた頃に、移住してからそのような「喪失感」が無くなったことに気付きました。その時この生活が充実しているのではないかと実感じたのです。
移住してから、楽しみの後の喪失感が無くなった原因は、思いにふける時間がないからではないかと思います。田舎暮らしでは都心部での生活よりも不便で何かに費やしている時間がたくさん必要になるためではないかと推測できます。
都心部のように効率の良い仕事(労働単価)は多くありませんし、草刈りや、家のメンテナンスなど都会では必要のなかった家事もたくさんあります。
毎日しなければならないことには事欠きません。そのため、物思いにふける時間がないのです。
これは、忙しく大変な状況に思えるかも知れませんが、充実しているからこそではないかとも思います。
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