【移住、田舎暮らし】猫と一緒にお引越し!で注意すべきこと!

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 移住はしたいけど、長時間の移動が愛猫に負担をかけるのではないかと心配になるのではないでしょうか。猫への負担を出来るだけ減らし、スムーズに引越しをするためのヒントを紹介します。
 実際に奈良県から群馬県片品村へ、愛猫と12時間かけて引越しを行った私たちの経験が参考になれば幸いです。

猫のお引越しは難しい?!

 猫のお引越しは犬に比べて注意すべき点が多いですが、猫の習性を理解することで、お引越しの安全性を高める事ができるでしょう。

 お引越しの注意点は主に2つあり、一つ目は、移動中のトイレの問題です。猫は排泄物や自分の抜け毛を隠したり、同じ場所で排泄を行う習性があります。これは、外敵から身を守るためと言われています。
 移動中であっても、いつもと同じ使い慣れたトイレを持っていく必要があるでしょう。

 二つ目は、猫は一定のエリアの中で生活する習性があるため、慣れたエリアから出ると大きなストレスを感じてしまいます
 猫がストレスを感じているときには、飼い主の呼びかけも届きにくい状態となってしまいます。
 例えば、愛猫が外出先で意図せずケージから飛び出してしまった場合、パニック状態となり迷子になってしまう可能性が高いでしょう。
 そのようなことにならないよう、移動には細心の注意を払わなければなりません。
 自家用車で移動する場合、猫を車内に放すのではなく、移動用の大きめのケージなどに入れる事で思わぬ事態を防ぐことができるでしょう。大き目のケージを使うことで、その中に慣れたトイレを入れてあげることもできます。

車に慣れていない猫の注意点

 車に乗せて普段から猫と一緒にお出かけをしている場合は、引越しのハードルはあまり高くないでしょう。では、車に慣れてない場合はどうすればよいでしょうか。
 猫は環境の変化を嫌いますので、少しずつ新しいことを経験させて、徐々に慣れてもらうことがポイント。前もって準備を行いましょう。

うちの猫たちはドライブに連れて行ったことがなかったので、引越しには大変苦労しました。
 まずはじめに、移動用の大き目のケージを購入し、室内に置いて猫に慣れてもらうことから始めました。ケージに警戒心が無くなったことを確認し、次に、ケージの中に猫をいれて、室内を歩くことで、ケージでの移動に慣れてもらいました。
 徐々に歩く距離を伸ばし、玄関から出て車へ、さらにはエンジンをかけ、家の周りを少し移動、さらに距離を伸ばして行き、2か月ほどかけて訓練を行いました。

ねこの負担を最小限にするためのヒント

 ねこと一緒にお引越しする際にねこの負担を最小限度にするための8つのヒントを紹介します。実際に私たちが猫たちと引っ越しをした経験の中から役立ったことや、こうすればよかったと思ったことをまとめています。ねことの快適な旅にご活用下さい。

1、環境の変化に慣れさせるためには

 猫は環境の変化に敏感です。引越し前に、猫が慣れ親しんだキャリアやお気に入りのブランケットなどを使用し、既存の臭いを持って行くことが重要です。引越し先でも同様に、猫が落ち着ける環境を整えてあげましょう。

引っ越しに使うケージは2カ月間をかけて猫たちに親しんでもらえるように室内に設置しておきました。今から考えるともう少し余裕をもって期間を長く取った方が良かったと思います。

2、トラベルケージの準備を万全に

 猫を移動させるためには、しっかりとしたトラベルケージが必要です。安全で快適な空間を提供するため、適切なサイズのケージを選びましょう。また、ケージ内には猫が安心できるトイレやベッド、お気に入りのおもちゃを用意しておくと良いでしょう。

 私たちは車のスペースに合う最大限の大きさのケージを購入。二匹の猫とトイレが十分に入る大きさ、スチールの組み立て式フレームと布で構成されています。大人が2人いれば猫を入れたま運ぶことができました。折りたたみ式なのでコンパクトに収納でき、引っ越し後の家に慣れるまでの間は、猫たちの隠れ家として活躍しました。それ以降も猫の予防接種や通院時にも活用しています。

3、移動中のケアと注意点

 長時間の移動中、猫のケアと注意が必要です。ケージ内には水や食事の用意をして、定期的に休憩を取ることが大切です。また、車の揺れを軽減するために、ケージをしっかりと固定し安全運転することも忘れずに行いましょう。ねこは三半規管が敏感です。車の急発進や急ブレーキは避けましょう。
 

 私たちは奈良県から群馬県までの猫との引っ越しに12時間をかけて移動しました。2時間ごとにサービスエリアなどで休憩をとり、ねこたちの様子を確認し、トイレや水の補給を行いました。
 サービスエリアでは妻と私は交互トイレに行き、食事は弁当にするなど猫から離れないように工夫しました。
 ねこたちは移動中に隣を走る走行車が怖いようだったので、窓側を毛布で目隠を行いました。

4、知らせておくべき人々への連絡

 引越し前には、新しい住所や連絡先を知らせるべき人に連絡しておきましょう。また、新しい場所での獣医さんや近隣のペットオーナーとのコミュニケーションを円滑にするために、地元のペットコミュニティにも参加してみると良いでしょう。

 私たちは猫との移動中に思わぬ事故などに巻き込まれた場合に備え、私たち以外にねこのケアをお願いできるように、両親に別の車で付いてきてもらうようにお願いをしました。
 並走すると同時に事故に巻き込まれる可能性があるので予め決めておいた数か所の休憩場所で待ち合わせするように対策をとりました。

5、新しい環境でのケア

 引越し後は、愛猫が新しい環境に適応するのをサポートすることが重要です。新しい家に到着したら、猫のために一時的な隠れ場所を用意してあげましょう。猫がストレスを感じている場合には、出来るだけ愛猫のルーティンを維持し、食事やトイレの場所を移動する際には、ゆっくりと段階的に変えていくことが理想的です。

 引っ越し先に到着後すぐに新居にケージを移動し、猫のトイレを設置しました。
 二匹の猫のうち一匹は12時間の道中に小便を1回しかすることができませんでしたので新居で大をするまでは、とても不安な気持ちになりました。
 また、車の中では食事にも手を付けなかったので、到着後はおやつをあげるなどして少しでもリラックスできるように心がけました。

6、猫の健康チェック

 引越し前に獣医の予約を入れ、十分に前もって猫の健康状態をチェックしておきましょう。引越し後も、新しい地域の獣医さんを見つけておくことが重要です。新しい獣医さんには、猫の健康記録を見せて、必要な予防接種や健康チェックを受けるようにしましょう。

 引っ越し先での獣医さんさがしは物件探しと同時にGoogleMapやネットの口コミなどを見て何件かの候補を考えておきました。もちろん、自分たちのお世話になるかもしれない病院探しも行いました。

7、安全な屋内環境の確保

 新しい家に到着したら、猫が安全に過ごせるように注意しましょう。窓やベランダからの脱走を防ぐために、適切な安全ネットや網戸を設置します。また、危険な物品や植物、電気コードなどに注意し、猫が誤って触れたり噛んだりしないように対策を講じましょう。環境が変わる事で、今までそのようなことをしなかった猫もするようになる可能性がありますので注意が必要です。

 うちの猫のうち一匹は、寂しくなると電源コードや布、スリッパなどを嚙んでしまいます。コンセントに刺した電源コードは猫が触れないようにするか、配線カバーを2重に付けています。また、布類も自分たちが目を離す際には収納するようにしています。

8、日常のルーティンの確立

 愛猫は日常のルーティンによって安心感を得ることができます。引越し後は、できるだけ早く猫の新たな日常を確立させるようにしましょう。食事や遊びの時間、ブラッシングや触れ合いの時間など、猫の好みに合わせたスケジュールを作り上げてあげると良いでしょう。

引っ越し後も食事のタイミングや特別な習慣は極力前の状態にできるようにケアをしました。

ねこのお引越しの注意点まとめ

  • 猫の健康チェック
  • 大き目のケージを用意する
  • いつものトイレを持参
  • 事前におでかけのトレーニングを
  • 万が一のためにリードを用意しておく
  • 安全運転で
  • 引っ越し後のケアが大切。

 愛猫との引越しは、計画と準備が欠かせません。それ以上に愛情と忍耐が必要です。猫は敏感な生き物であり、新しい環境に適応するまでに時間がかかる場合もあります。引越し後は、愛猫に対して特別な注意とケアをし、ゆっくりと信頼関係を築くことが大切です。
 また、猫が不安やストレスを感じている場合には、獣医や専門家に相談することをお勧めします。

 最後に、引越し後は愛猫が安心して暮らせる環境を整えることが重要。十分な愛情とケアをし、猫のニーズに応えることで、新しい場所で幸せな生活を送ることができるでしょう。

 愛猫との引越しは不安でいっぱいかもしれませんが、適切な準備とケアをすることで、負担を最小限にしながらスムーズに移動することができます。新しい場所での新たな冒険が、愛猫との絆を深める素晴らしい旅になることを願っています。

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