【田舎暮らし・移住】おすすめの仕事-パソコンの活用~地の利を活かしたビジネスとは

仕事

はじめに

 田舎に移住してストレスフリーの生活を送りたいと考える人が増えています。
しかし、いくつかの壁で、断念せざるを得ないことも。
主な障害は、
・田舎で仕事を探すことが大変
・これまでのスキルを活かせないのでは

など、仕事に対する不安を抱く方が多くおられます。

そこで、この記事では田舎での仕事に関するヒントをご紹介します。

 田舎に移住する場合、その地域の需要やあなたのスキルに基づいて、最適な仕事の選び方を考えることが重要です。地方では都心部と比べて仕事は多くありません。限られたビジネス環境の中でどの様な仕事が適しているのかを考えることで、スムーズに仕事選びをすることができるのではないでしょうか。

田舎移住5年目の筆者が、仕事について、困惑した経験を元に、解説します。

 この記事で解ること

・5つのカテゴリに分かれる、田舎での仕事について
 1.移住者に人気の農業関連の仕事
 2.地の利を生かした観光業
 3.パソコンを活用したオンラインビジネス
 4.ビジネスの穴場、田舎での自営業
 5.自分のスキルを活かした仕事

この記事は
・田舎移住を計画している方
・田舎暮らしに憧れているけど踏み出せない方
・田舎で仕事を探している方
に役立ちます。

田舎移住、仕事に関する5つのカテゴリとアイデア

移住者に人気の農業関連の仕事

 田舎暮らしであこがれるのが、農業関連の仕事で生計を立てる事ではないでしょうか。
 田舎での主要な産業の一つが農業であるため、農業関連の仕事は豊富です。農業関連の仕事の中で自分がどの様な働き方を望むかによって、いくつかの選択肢があります。

  • 農場労働者
    農場労働者は、野菜や果物の栽培や収穫、牛や鶏の飼育、土地の手入れ、農業機械のメンテナンスなどを行います。農場労働者の仕事は肉体労働が中心となるため、体力が必要とされます。
     メリットは農業の実体験を通じて恵の大切さを実感でき、さらに収入を得る事ができます。
     デメリットは、収入は高いとは言えず、重労働です。
  • 農家
    農家は、経営はもちろんのこと、農場労働者と同様に、農業のさまざまな作業を行います。
    一般的に、家族全員で農場の手入れや収穫、または家畜の世話を担当します。
     メリットは農業の実体験を通じて恵の大切さを実感でき、さらに収入を得る事ができます。
     デメリットは、収穫は気候に左右されるため、安定した収入が得られない場合もあります。
  • 農業コンサルタント
    農業コンサルタントは、農業プロジェクトの計画や実行、農業技術や農業関連ビジネスのアドバイスなどを提供する仕事です。農業の知識や専門的なスキルが必要とされます。
     メリットは農業の効率化を可能にし、地域の農業に安定を提供することができます。
     デメリット農業や経営に関する豊富な経験と知識が必要とされます。
  • 農業機械オペレーター
    農業機械オペレーターは、トラクターや収穫機などの農業機械を運転し、土地の準備や収穫作業をサポートします。この仕事では、農業機械の運転技術が必要とされます。
     メリットはより深く地域の農業に関わる事ができます。
     デメリットは専門知識とその習得が必要です。
  • 農産物販売員
    農産物販売員は、地元で生産された農産物(野菜、果物、米、花など)を市場や直売所、イベントなどで販売する仕事です。農産物の品質を確認し、適切な価格で販売することが求められます。また、販売の際には消費者に対して商品説明を行い、農産物の魅力を伝える役割も担います。直接農家と連携して、新鮮な農産物を消費者に届けることが重要です。
     メリット
      農産物販売員として働くことで、地元の農家との関係が深まり、地域コミュニティに貢献でき  ます。また、農家から直接仕入れた新鮮な農産物を消費者に提供することができ、健康志向の
    消費者に喜ばれる仕事です。
    直売所やイベントなどでの販売活動が中心であるため、比較的自由な働き方ができることが多いです。地元の農産物の販路を拡大することで、地域経済の活性化に寄与できます。
     デメリット
    農産物の搬入や搬出、販売時の立ち仕事など、体力を要する作業が多く、特に大量の農産物を扱う際には体力的な負担が大きいです。

地の利を生かした観光業

 田舎は美しい景色や自然が豊富であるため、観光業が盛んです。ホテルやレストラン、ガイドなど、観光業に関連する仕事があります。

  • 農業体験
    農村地域では、観光客が農業体験を楽しむことができます。例えば、果樹園での収穫体験や、牛やヒツジと触れ合える牧場の見学などがあります。
  • 自然体験
    自然の中でのアクティビティやスポーツも人気があります。例えば、川下り、トレッキング、サイクリング、キャンプ、釣りなどが挙げられます。
  • 歴史・文化体験
    田舎には、歴史や文化を体験できる施設やイベントがあります。例えば、古い町並みを巡るウォーキングツアーや、伝統的な工芸品作り体験などがあります。
  • ファームステイ
    農家や農園での宿泊体験を提供するファームステイも人気があります。農家の家族と一緒に過ごし、農業に関する知識を深めることができます。
  • 地元食材のグルメ
    田舎では、地元の食材を使った料理が人気があります。観光客は、農家の直売所や地元の市場で新鮮な食材を購入し、自炊を楽しんだり、地元の飲食店で美味しい料理を堪能することができます。

 観光業は、地域の経済活動にとって重要な役割を果たしています。観光業に携わる場合は、地域の魅力を理解し、観光客にとって満足度の高いプランを提供することが求められます。

パソコンを活用したオンラインビジネス

 田舎で暮らしながらオンラインビジネスをすることは、多くの人にとって魅力的な選択肢です。例えば、ウェブデザイン、プログラミング、ライティング、オンラインマーケティングなどがあります。

  • ブログやウェブサイトの運営
    自分の趣味や専門知識を生かして、ブログやウェブサイトを運営することができます。アフィリエイトプログラムなどを活用して収益化することもできます。
  • オンラインショップの運営
    ネットショップを運営し、自分で作った手作り品や地元産品などを販売することができます。オンラインショップを運営する場合は、商品写真の撮影や配送手配なども必要になりますが、初期投資は比較的少なく済みます。
  • フリーランスの仕事
    グラフィックデザイナーやライター、翻訳者など、オンラインで仕事ができる職種についてはフリーランスとして活動することができます。
  • オンラインコンサルタント
    自分の専門知識を生かして、オンラインでコンサルティング業務を提供することができます。
  • オンライン教育
    自分の得意分野を生かして、オンラインで講座を開講することができます。

 田舎でのオンラインビジネスをする場合、インターネット環境については、快適に利用できるようにすることが重要です。また、自宅での仕事の場合、生産性を高めるために、自分で時間管理や仕事の計画を立てることが求められます。さらに、ビジネスをする上で必要な知識やスキルを学び、継続的に学びを深めることも大切です。

ビジネスの穴場、田舎での自営業

 田舎での自営業は、自宅で手作りの商品を販売する、農産物を直接販売する、ホームベースの子供向けケアサービスを提供する、など、その地域の特徴に応じて様々なサービスが考えられます。

  • 地元の食材を活かした料理を提供する
    地元の農家から仕入れた食材を使って、地元料理や季節限定メニューを提供する飲食店を開業するのが良いでしょう。飲食店を開業する場合、賃貸料や厨房機器などの初期投資が必要ですが、フードトラックなどの移動販売や自宅での営業を始める場合は比較的少ない投資で開業が可能です。
  • ホームヘルパー
    ホームヘルパーは、高齢者や身体障害者などの方々の自宅で、日常生活を支援するサービスを提供する職業です。田舎でも需要がある職種であり、自営業として独立して活動することができます。
     自営業としてホームヘルパーとして活動する場合、まずは資格を取得することが必要です。ホームヘルパー2級、介護職員初任者研修などの資格が必要となります。また、地域によっては特別な資格が必要となる場合もあるので、事前に調べておくことが大切です。
     収入源は、主に市町村や福祉団体からの依頼で仕事を受けることになります。また、地域の高齢者や障がい者の方々を対象に、個別にサービスを提供することもできます。自分で看板やチラシを作成し、広告宣伝をすることで、顧客を獲得することもできます。
     ただし、ホームヘルパーの自営業は、医療行為はできないため、介護業務に限定されます。また、介護業務に関する法律や規制が多いため、正しい知識と技術が必要となります。さらに、自営業として活動する場合は、経理や税金の知識も必要となります。
     以上のように、自営業としてホームヘルパーをする場合、資格や法律知識などが必要となりますが、需要が高い職種であるため、しっかりと準備して挑戦することができます。
  • レストランやカフェ
    地元の食材を使ったレストランやカフェを開業することもできます。地元の人たちに支持される店を開くことで、地域活性化にも貢献することができます。
  • ガイドや観光案内
    田舎には、自然豊かな場所が多くあります。そのため、ガイドや観光案内として活動することもできます。観光客に自分が住む地域の魅力を伝え、地元の人たちと交流することができます。

 以上のように、田舎での自営業は、地域の需要や自分のスキルに合わせて選択することが大切です。自分の好きなことや得意なことを生かし、地域に貢献することができる仕事を見つけることが重要です。

自分のスキルを活かした仕事

 田舎で生活する人たちは、都会でのサービスや商品を利用できないことが多くあります。そのため、都会で培ったスキルを生かして、田舎でサービスを提供することもできます。

  • エステサロンや飲食店
    都会での経験を生かして、エステサロンや飲食店を開業
  • クラフト作品や手作り商品の販売
    自分の趣味やスキルを生かして、クラフト作品や手作り商品の製作や販売を行うことができます。田舎には、アンティーク雑貨や手作りの布製品、陶器などを取り扱うお店が多くあります。自分自身が作った作品を販売することもできます。
  • 飲食店の経営
    自分の得意な料理や食材を生かして、田舎で飲食店を経営することもできます。地元の食材を使ったメニューを提供することで、地元の人たちからの支持を得ることができます。また、観光客向けのメニューを提供することで、観光客からの需要も見込めます。
  • 園芸や造園業
    田舎には広大な土地があります。自分の得意な園芸や造園業を生かして、庭の手入れや風景の美化を行うことができます。また、自然環境に配慮したエコロジーなデザインを提供することで、環境保全に貢献することができます。
  • マッサージや整体師
    田舎では、ストレスや運動不足からくる身体の不調を訴える人が多くいます。自分のスキルを活かして、マッサージや整体などの施術を行うことができます。また、地元の高齢者に対して、健康的な身体作りのためのアドバイスをすることもできます。
  • デザイナーやイラストレーター
    田舎であっても、グラフィックデザイナーやイラストレーターなどの仕事を行うことができます。自分のスキルを生かして、ローカルな広告やイベントのポスターなどを制作することで、地域貢献につなげることができます。

おすすめの仕事

 地方での仕事探しは都心部での仕事探しに比べて難しいのが現実。地方での仕事の現状を踏まえて、自分に合った仕事を見つける事が大切になるでしょう。

地方での仕事事情

  1. 産業の偏り
    都心部には多くの企業や産業が集積しているため、求人数も多くなります。一方で、地方には特定の産業が中心になっている場合があり、求人数が限られてしまうことがあります。
  2. 人口の偏り
    都心部にはさまざまな拠点がありそれらを目指して多くの人が集まり、さらに集まった人を支えるための仕事も生まれます。このような好循環によって、たくさんの求人が存在します。
     一方地方では、都心部への人口の流出が止まらないことや少子化問題などによって、深刻な過疎化の問題に直面しています。そのため、求人も現状よりも増えることが見込めず、負の循環が続いています。
  3. 地理的な制約
    都心部には交通網が発達しており、通勤が比較的容易です。一方で、地方には公共交通機関が少なかったり、交通手段が限られる場合があり、通勤に制約が生じることがあります。

おすすめの仕事

 地方での仕事事情を踏まえると、上記で述べたオンラインビジネス、自営業、自分のスキルを活かせる仕事がよいでしょう。
 農業やその地域の産業などに空きがあったとしても移住したばかりの人に声がかかることはまれであることが予想されます。

まとめ

 田舎で働くことは、都市での生活とは異なる可能性があるため、適切な調査と計画が必要です。それでも、自然に囲まれた静かな環境で働くことに興味がある場合、田舎での生活と仕事はとても魅力的な選択肢となります。

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