【田舎暮らし片品村編】群馬県が移住先に人気な理由

田舎暮らし

はじめに

 近年、首都圏からの地方への移住が人気となっています、中でも群馬県は豊かな自然に恵まれており、美しい景観や四季折々の風物詩を楽しむことができます。また、群馬県は多くの温泉地やスキー、ゴルフ場などがあり、リラクゼーションや観光を楽しむことができるだけでなく、地域の活性化にもつながっています。
 物価に関しては、群馬県は全国で2番目に物価が低い県であり、大きなスーパーがある地域では家計の負担が軽減されることが期待できます。
 子育て環境においても、群馬県は各市町村が子育て支援策を充実させており、子育て世代にとって魅力的な場所です。
 また、移住支援策などを活用する事で大きな後押しとなるでしょう。例えば片品村では最大100万円の移住支援金が支給される制度があります。また、空き家バンクシステムなどを活用するとよいでしょう。
 さらに、群馬県は東京都心からアクセスが良く、関越自動車道や上越新幹線を利用することで、比較的短時間で都心に出向くことができます。これにより、仕事や学業、観光などで東京を訪れる際にも便利です。
 中でも片品村は自然豊かで温泉やスキー場なども充実しておりおすすめの移住先です。
それでは、移住の魅力、や文化、移住支援制度、空き家バンク、生活に必要な情報、移住者の声などをご紹介!これから移住を考えている方必見です。

1. 片品村への移住の魅力

1-1. 豊かな自然環境

 片品村は、群馬県の北北東に位置し、東京から約180キロメートルの場所にあります。豊かな自然に恵まれており、泉質や雰囲気の異なる10カ所の温泉が存在しています。また、村内には村民向け割引が適用される日帰り温泉施設もあり、地元の人々に親しまれています。さらに5カ所のスキー場やキャンプ場、トレッキングコースなど、四季を通じてスポーツを楽しむことができます。また、首都圏からのアクセスの良さも大きな魅力の一つです。

片品村移住歴3年
片品村移住歴3年

 私は特に自然豊かな環境にあこがれた訳ではなかったのですが、都心部での生活であまり気に留める事がなかった四季の変化や風景が、自然に自分の生活に関わるようになり、苦労もありますが豊かな環境に癒されていることを実感しています。

1-2. 伝統文化と地域コミュニティ

 片品村では、農業と観光業が基幹産業となっており、地域の伝統文化が受け継がれています。また、若手を中心に肩肘張らず自然体で暮らしている人々が多く、地域コミュニティが盛んです。移住者が地域の人々と縁を大事にしながら新しい事業を創り上げることが可能であり、その地域コミュニティが魅力のひとつです。

片品村移住歴3年
片品村移住歴3年

 都心部での生活から地方での田舎暮らしを実際に経験し、事前に地方での生活習慣や、風習の違いについて学ぶべきであったと後悔しています。
 そこで、これまで田舎暮らしをした中で知っておけばよかったと思う事を「田舎暮らし後悔しないために学ぶこと」にまとめましたので参考になれば幸いです。

1-3. 生活費と地元の食材

 片品村では、都心部にくらべて地価が低いため家賃や物件購入費用も抑えれられるほか、群馬県は全国で2番目に物価が低い県(※1)であり、大きなスーパーがある地域では家計の負担が軽減されることが期待できます。また、地元で生産される新鮮な食材を利用した料理が楽しめることも魅力です。このような低い生活費と地元の食材が移住の魅力となっています。

片品村移住歴3年
片品村移住歴3年

 私たち夫婦が移住した片品村では、地元でとれた野菜が道の駅や、市場、無人販売所などで安く販売されています。また、片品村の標高が高い地域で採れた、とうもろこし、トマトやりんごはとても甘く、移住当初はそのおいしさにとても驚きました。

※山間部やスーパーの少ない地域では物価が高い場合があります。
※仕事を移住地域に依存する場合、首都圏での収入よりも低い可能性があります。

※1 総務省 消費者物価地域差指数より

2. 片品村の移住支援制度

2-1. 移住支援金の概要

 片品村の移住支援金は、東京23区に在住または通勤している人が、片品村に移住し一定要件を満たすことで受けられる制度です。移住支援金は最大で100万円が支給されます。

片品村移住歴3年
片品村移住歴3年

 私が片品村への新天地として足を踏み入れた直後、突如として新型コロナウイルスが世界を席巻しました。私は個人事業主という立場から、無視できない影響を感じざるを得ませんでした。移住したての場所で、不確実性に包まれた状況に直面することは、私の心に深い不安を与えました。

 そのような困難な局面でも、商工会へ相談し様々なアドバイスや支援を受ける事ができました。

 そういった経験を通じて、私は一つの大切な教訓を学びました。それは、問題を一人で抱え込むのではなく、誰かに相談することの重要性です。人生における困難や課題に直面した時、その力は私たちを前進させ、新たな可能性へと導いてくれます。

2-2. 申請方法と対象者

 移住支援金の申請は、片品村役場むらづくり観光課にて行われます。詳細については役場むらづくり観光課までお問い合わせください。対象者は、東京23区に在住または通勤している方で、暴力団等の反社会的勢力や反社会的勢力と関係を持っていないことが条件となっています。
 片品村への移住を検討している方は、この移住支援制度を活用して、新たな生活をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
※片品村移住支援金支給要綱
※片品村田舎暮らし応援サイト
※片品村住宅新築改修等補助制度について

3. 空き家バンクの活用

 空き家バンクとは、自治体が運営する空き家の所有者と居住希望者のマッチングシステムです。空き家の情報を収集し、外部に提供することで、空き家の有効活用を促進し地域の活性化を目指します。

片品村移住歴3年
片品村移住歴3年

 格安物件サイトや空き家バンクを利用する場合、修繕費用も頭に入れておく必要があります。
私が購入した物件も修繕費用が物件購入費用の3倍必要となりました。

3-1. 空き家物件の紹介

 空き家バンクでは、売買や賃貸の物件情報が提供されます。空き家バンクを利用することで、居住希望者は自分に合った物件を探すことができます。また、農地付きの空き家も近年のトレンドとなっており、多くのアクセスが寄せられています。
※片品村空き家バンク

3-1. 申込方法と注意点

 空き家バンクの利用方法は、各自治体のウェブサイトや窓口で案内されています。まずは、利用希望の地域の空き家バンクに問い合わせし、申込方法や必要書類を確認しましょう。

 注意点として、空き家バンクの物件は、条件が良いものから悪いものまで様々です。リフォームが必要な物件もあるため、実際に物件を見学し、状態を確認することが重要です。また、空き家バンクの仲介手数料や契約条件が自治体によって異なることもありますので、事前に確認しておくことが望ましいです。
※片品村空き家バンク

4. 片品村での仕事と収入

4-1. 地域産業と就職機会

 片品村は群馬県にある小さな村で、人口は約4,065人(令和5年3月1日現在)であり、世帯数は1,690世帯です。村内の産業は農業が中心で、農業就業者数が下降傾向にあり、高齢化が進んでいることが報告されています。そのため、若い世代にとっては地域内での就職機会が限られているかもしれません。しかし、地域密着型の仕事や観光関連の仕事があり、求人ボックスなどの求人サイトで最新の求人情報を見つけることができます。
※片品村ホームページ
※片品村の既存農家の現況に関する調査
※求人ボックス

片品村移住歴3年
片品村移住歴3年

 移住を考える際に最も重要なことは仕事ではないでしょうか。住居や食材にかかる費用は都心部よりも安く抑える事ができますが、同時に仕事による単価も低くなってしまう場合が多いと思います。仕事の多くない地方で小さなパイを奪い合うのではなく、新しいパイを創造することで、地方の活性化により貢献できるのではないでしょうか。

4-2. 起業や独立を目指す方へのアドバイス

 片品村では、村内で新たに起業する事業者に対して、予算の範囲内において起業支援事業補助金が交付されています。対象者は村内で起業する者で、代表者が村内に住所を有する者、代表者が村内に5年以上在住している者、事業の内容が村の経済産業活性化に資すると認められる者などが対象となります。
 また、地域との繋がりを大切にした事業を展開することで、地域住民との協力を得ることができるでしょう。例えば、移住者が片品村で出会った人々と共に新しい事業を創り上げる事例が報告されています。このような地域と連携した事業展開を通じて、独立や起業を成功させることができるでしょう。

5. 片品村での生活情報

 片品村は、自然豊かな環境に囲まれた魅力的な場所です。このエリアでの生活について、教育施設や子育て環境、グルメ・レストラン、交通アクセスといった情報をご紹介します。

5-1. 教育施設や子育て環境

 片品村は、子育てに最適な環境が整っています。幼稚園や保育園、小学校、中学校が揃っており、子供たちが安心して学び成長できる場所です。また、近隣には公園や自然体験施設があり、子供たちが自然と触れ合いながら成長できる環境が整っています。
※保育所への入所
※片品村小学校
※片品村学校

5-2. グルメ・レストランの紹介

 片品村には、地元の食材を活かした美味しい料理を提供するレストランが多数あります。地元野菜を使ったヘルシーな和食や、新鮮な魚介類を使った海鮮料理など、バラエティ豊かなメニューが楽しめます。また、カフェやスイーツショップも充実しており、ちょっとした休憩にも最適です。

農家レストラン みのりの里

片品村の農家レストラン「みのりの里」は、地元で採れた新鮮な野菜を中心にボリューム満点のみのり風料理が楽しめるレストランです。店内には24席、テラス席が4席あります。自家製米を使用した米粉のパンや手作りデザート、季節のフレッシュジュースもおすすめです。禁煙で、予約も可能。
※食べログサイト

芳味亭

片品村の芳味亭は、群馬県の山奥にある人気の食堂で、ロケット飯と大盛りのおかずが特徴。鳥から揚定食W大盛りが1,350円、炭火焼きチキン丼W大盛りが1,600円で提供されています。また、芳味亭はバイク乗りにも人気の食堂。ランチにぴったりのお店で、美味しくてボリューム満点の料理が楽しめます。
※食べログサイト
※芳味亭

レストラン花咲

 レストラン花咲は、片品村の道の駅内にある天然温泉「花咲の湯」に併設された人気のレストランで、地元の食材を使用した美味しい料理が楽しめます。片品村のレストラン花咲は、地産地消レストランとして評判が高く、美味しい野菜を使ったメニューや地粉の手打ちそばなどが提供されています。
※花咲の湯
※食べログサイト

5-3. 交通アクセスと移動手段

 片品村へのアクセスは、関越自動車道や上越新幹線を利用することで、比較的短時間で都心からアクセスすることが可能です。最寄りの駅からは、バスで村内を巡ることができ、観光地や施設へのアクセスも便利です。また、村内での移動手段は主に車で、村内を散策するのに最適なレンタル自転車もあり、自然を満喫しながら移動することができます。車で訪れる場合は、周辺の駐車場も充実しており、安心して立ち寄ることができます。
※片品村へのアクセス

6. 片品村への移住のリアルな声

6-1. 移住者の体験談とアドバイス

 片品村に移住した方々の体験談やアドバイスを調べるためには、片品村の移住支援サイトを参照することがおすすめです。サイトでは、空き家情報や移住者向けのイベント情報などが掲載されています。また、地方移住に関する実態調査も参考になるでしょう。

片品村移住歴3年
片品村移住歴3年

 私たち夫婦の移住経験から、「Lighthouse ichimonzi STAY 武尊」にご宿泊頂きましたお客様に移住に関する様々な講座を開催しています。お気軽にお問合せ下さいませ。

6-2. 地域住民との交流

 片品村にある10カ所の温泉施設は、地域住民同士の交流の場としても利用されています。村内にある2つの村有日帰り温泉では、村民向け割引が実施されており、毎日利用する近所の方々も多く地域住民の方との交流が可能です。
 また、スキー場などが多く観光業が盛んであるため、移住の先輩も多く地域全体としても移住者に対して寛容な風土があることもおすすめの理由の一つです。

まとめ

 このように片品村はさまざまな面で移住に適しています。以下に簡単におすすめポイントをまとめると、

  • 首都圏からのアクセスの良さ
  • 豊かな自然
  • 住みやすい生活環境
  • 移住者に対して寛容な風土
  • 観光地である

 これらの良い条件を活かし楽しい移住生活を実現するためにも都心部と地方での生活の違いについて正しく理解する必要があるでしょう。

片品村移住歴3年
片品村移住歴3年

 その土地の風土はしばらく生活をしないとわからないもの。私たち夫婦もさまざまな場所を見に行った中で移住先を片品村に決めたことは良かったと感じています。観光地であることもビジネスの機会であり、おすすめな理由の一つです。
 より良い移住ライフが見つかる事を願っています。

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